About学会について

名誉会員

清水邦夫氏

清水邦夫氏は,応用統計学会役職として,1990–1993年度に庶務理事,2000–2003年度に編集理事,2004–2005年度に会長,2006–2009年度に無任所理事,2010–2011年度に企画理事,2012–2013年度に監事を務められ,本学会の発展に尽力された.清水氏は,長年,東京理科大学および慶應義塾大学に勤務され,優れた研究を積み上げられるとともに,多くの研究者を育成してこられた.清水氏は,対数正規分布および関連した確率分布に関する研究や方向データのための確率分布に関する研究を中心に,理論面と応用面の両面にわたり様々な統計学の研究に従事してこられ,数多くの論文を発表された.国際活動にも積極的に取り組まれ,国際学術賞の受賞や国際学術誌の編集委員も務められた.さらに,「Lognormal Distributions: Theory and Applications」(Marcel Dekker), 「地球環境データ」(共立出版),「損保数理・リスク数理の基礎と発展」(共立出版),「角度データのモデリング」(近代科学社),「相関係数」(近代科学社)など,多くの書籍も出版され,応用統計の啓蒙にも尽くしてこられた.

これらの業績は特筆すべきものであり,応用統計学会名誉会員としてふさわしいと判断できる.