Eventイベント

応用統計学フロンティアセミナー

デジタル時代における
AI・応用統計学の潮流と人材育成・高等教育改革

主催:応用統計学会
共催:東京理科大学
後援:人工知能学会
   一般財団法人 日本統計協会
   一般社団法人 日本品質管理学会
   統計関連学会連合
   統計数理研究所

日程:2024年1月28日(日)
場所:東京理科大学神楽坂キャンパス2号館212教室及びZoomによるハイブリッド開催

セミナーの概要

昨年度,40周年を迎えた本学会では,これまで応用統計学の発展に即した様々なテーマで「応用統計学フロンティアセミナー」を開催してきました.近年のAI・デジタル化の加速度的な進展がもたらした世界的な高等教育改革の潮流によって,日本のすべての大学においては例外なく,産官学一体となった数理・データサイエンス・AIの新教育プログラムの継続的開発とその普及展開が避けられない状況になっています.
本年のフロンティアセミナーでは,この新潮流を牽引する有識者3名にご講演をお願いし,新しい時代の人材育成に向けて,わたしたちが何を目的としどのような教育を展開しなければならないのか,また,その中で応用統計的な思考力の果たす役割や諸関連学会の連携の必要性などを参加者のみなさまと議論していきます.

 

本セミナーは,応用統計学会の学会員だけではなく,他学会の皆様,一般の皆様にもご参加いただけます.皆様の奮ってのご参加をお待ちしております.

プログラム

13:25~13:30 開会
13:30~14:20 石川 正俊先生(東京理科大学学長)
「データサイエンスから知能システムへ」
14:20~15:10 津本 周作先生(人工知能学会会長,島根大学教授)
「AI研究の動向と新たな方向性」
15:10~15:25 休憩
15:25~16:15 西内 啓先生(株式会社データビークル共同創業者)
「企業におけるデータ活用のボトルネックとその解消方法」
16:15~16:20 閉会

講演概要

石川 正俊先生
演題:データサイエンスから知能システムへ
概要:新たな価値の創造を目的とした独創的なシステムの提案・構築には,シンセシスを基盤とした科学技術の構造が必須であり,いわば能動的研究ともいえる研究スタイルが必要となる.本講演では,データサイエンスやAIの未来に関し,センサの知能化や知能ロボット等の分野での経験に基づき,知能システムという実世界とのインタラクションの中で動く実システムを構築する観点から,その課題を述べ,未来を考えるとともに,システム思考・デザイン思考とデータサイエンスの融合を議論する.

津本 周作先生
演題:AI研究の動向と新たな方向性
概要:深層学習の登場により,画像認識,音声認識をはじめとするこれまでは適用が困難であったの問題領域に対する予測精度の向上等の結果が出始めて,人工知能の手法の適用は拡大を見せている.また,深層学習そのものの問題も明らかとなり,説明可能性や公平性といったさまざまな研究領域が生まれ始めている.本講演では,まず,AIマップにより人工知能研究の現状を俯瞰するとともに,新たに出てきた大規模言語モデルとマルチモーダルな学習について触れる.

西内 啓先生
演題:企業におけるデータ活用のボトルネックとその解消方法
概要:ビジネスにおけるデータ活用の重要性はこの10年間で大きく認識されるようになりましたが,それでもまだ多くの日本企業では十分にデータを経営に活かすことができていません.本講演では『統計学が最強の学問である』の著者であり,この10年間多くの日本企業のデータ活用を支援してきた西内啓が,日本企業がはまりがちなデータ活用のボトルネックと,その解消方法について語ります.

参加申し込み・費用

参加登録:右記の特設サイトよりお申込みください.https://applstat-frontier2023.peatix.com
参加費:無料
※東京理科大学での対面参加は,定員になり次第締め切りとさせていただきますので,お早めにお申し込みください.定員に達しましたら,以降はZoomによりオンライン参加のみ受付いたします.

大会実行委員会

会長   瀬尾隆  (東京理科大学)
副会長  渡辺美智子(立正大学)
企画理事 山本絋司 (横浜市立大学),西山貴弘 (専修大学)
会計理事 八木文香 (東京理科大学)
庶務(情報・広報)理事 田畑耕治 (東京理科大学)
庶務(組織)理事 小泉和之 (順天堂大学)
庶務(文書)理事 川崎玉恵 (青山学院大学)